euvicc’s sphere pt.3 (migrated)

はてなダイアリー時代に書いてた古い古い日記です💦 更新はしません。

アンテナ22っていうか、ヤラセ番組?

昨夜mixi日記に書いていたものだが、あらためてコチラに転載(一部加筆改訂)。


2200時より、日本テレビが放送している深夜バラエティ番組に『アンテナ22』というものがある。

毎週月曜の放送である。
今回(5月29日O/A)のトピックは、風俗で働く女性。見たのは途中からで前半の2人は見損ねたが、後半の2人だけ見た。ヘルスに入店する18歳と、歌手志望のAV女優。
見た印象をまず述べると、ドキュメンタリーのつもりなんだろうがど〜も作り物クサイ。プンプンする。まぁ、いいんだけどね。作り物クサくても、見てるこっちには断定できないので、あくまでエンターテイメントとして見るんだが・・・それにしては、取材の対象にした娘たちの生い立ちが不幸杉。そこが作り物クサさの原因だろうな。
ヘルス嬢18歳の表情と、声に潜む、暗くて重苦しい雰囲気が、彼女の不遇な生い立ちについてのナレーションが入るよりもずっと前から、その少女の背景を説明していたように見える。あながち、彼女の不幸な生い立ちは半分以上本当なのかも、と思わせる。
……かなり脚色つけてるっぽいがな。
AV女優が銀行に金を預けず、靴箱に札束をしまっておくタンス預金状態のシーンがあったが、あれなんて制作側がそれこそ見た目のインパクトを狙っただけのもんでしょ。
風俗業界って、基本的に給料は現金その日払いです*1。そして、カード会社はカードを作らせてくれません(審査で落ちます)。信用できるのは現金のみってのも、そんな珍しい話じゃないでしょう。1回の出演で20万はザラって考えれば、使わなきゃ札束になりますね。置く場所がなけりゃ、タンス預金になる。・・・ね? そんなにインパクトないでしょ?ww




そこらへんはまあよしとしよう。
問題その1は、全編に流れるナレーションが、基本的に風俗業に対して否定的なスタンスをはじめからとっていること。・・・悪いけど、お前らの価値観に用はねーんだよ。押しつけんじゃねーよヴォケ!!!
問題その2は番組終了間際、伊東四朗テリー伊藤のコメントですね。

「この仕事で貯めた金で家を建ててあげて、果たして親は本当に喜ぶのかな?」 
「オレだったら喜べないな」 
「彼女たちさ、先のこと考えてないんじゃないかな?」 
「あんな若いうちからお金が欲しいって、その後お金が貯まったらどうなっちゃうのかな」 

などなど(念のため断っておくがこれが全てでもなく、また一字一句正確でもない)。
……カチン!ときました。ことあるごとに「オレも男だから」とか言い訳がましく言うところが、さらに神経を逆撫で。
彼ら自身の素直な感想ならば、コイツら頭空っぽ杉。逆に用意された原稿なら、制作サイドの"薄っぺらさ"が透ける。ああ、ナレーションの内容が既に薄っぺらだったから、さもありなん、なんだけどw
「そんなことで稼いだ金でお金持ちになって嬉しいのか?」というくだらない問いを、貴様らは良識人ヅラしていけしゃあしゃあと抜かすのか!? そんな【持てる者の青臭いモラル】なんて聞きたかねーよ。
持たざる者の論理はな、「どんな手段でも、金が手に入れば嬉しい」んだよ!!!
たとえ財を築いたヤツでも、本当に金で苦労し、その時の苦しさや悔しさを忘れていないヤツなら、あんな青臭いことは言わないはずだ。
偽善者候(そうろう)のパーソナリティなんて「ドキュメンタリー」をやるからには不要です。さっさと下ろしちまえ。これからも、こういうクサい番組は晒しageにしてくれるわい(つまるところ、見るんだけどね)。
オレ自身は、風俗を使わない。なぜなら、勿体無いから。抜くだけなら右手で十分です。

*1:これをとっぱらいというそうです