euvicc’s sphere pt.3 (migrated)

はてなダイアリー時代に書いてた古い古い日記です💦 更新はしません。

とりあえず、滞りなく終了せり

レンタカー屋に駆け込んで予約してあった車を借り、葬儀場に駆け込んだのが告別式開始15分前。故人の実子としては間違いなく失格です(苦笑)
で、まず驚く。腹違いの兄貴が来てるYO! 顔を見たのはたぶん25年か、それ以上ぶり。面と向かって話したのは・・・生まれて初めてです(ぅぁ ショックだったナァ〜。でも、見ただけでわかった。やっぱ親父に似てる。むしろオレよりも似てるし。でもオレも三十路を越え、一回り以上も年上である兄君は、既に四十過ぎ。なんか、こそばゆいというか奇妙な感じを抱きながらも、話せて嬉しかった。
しかし驚きはそこで終わらなかった。親父は冷蔵庫から祭壇に移されていたのでそちらに行くと、微妙に場の空気と違うが、それでいて見慣れた顔の人が座っている。・・・誰だっけ? っていうかTさん!! (直接のではないが)上司のTさん来てるし! Σ(゜д゜lll)ガーン いや〜もうビックリ仰天であります。人手が足りなくて最後棺担ぐのまで手伝ってもらって、ホント助かりました。いずれきちんと礼をせねばと思う。
さて読経も終わり、出棺。
火葬場はこの地域に住んでいた者は必ずそこで焼かれることになっている馬込斎場。遠かったです。1時間はかかったもんな。で、着いたらすぐに親父の体は焼き場へ。時間的余裕全くなし。それこそ泣く暇もないといった状況でした。
1時間半後の1530時、ついに呼び出しがかかる。上手に焼けました〜ということですな。実際、骨もしっかり残ったキレイな状態で焼きあがって出てきましたようちの親父。大腿骨とか上腕骨とか、マジしっかり残ってる。でもなによりノドボトケが完全な状態で残っているのには、来てくれた親戚たちも、うちの相方も驚いていた。骨壷に納め、係員がちゃんと全部おさまるように骨を粉砕し、最後にノドボトケと頭蓋骨を納めて完了。ちっちゃな箱におさまった親父と一緒に、帰途につきました。

当初の予定と違って、会社から花も弔電ももらい、なにより参列してもらっちゃったり、おそらく永遠に話す機会がなかったであろう兄と初めて言葉を交わすこともでき、なんかいろいろと衝撃的な出来事の多い日だった。・・・偶然の産物ではあるけど、ここはあえて親父の最後の贈り物だと思いたい。この先、彼のことを「兄貴」とか「兄さん」と呼んだりは、きっとできないだろう。でも、不本意ながら自分に全く起因しない理由で親戚付き合いというものから全く断絶していたオレにとって、ある意味本当に今日はいい日だった。ガキのころから欲しかったんだよ、兄弟がさ。
さて、そんじゃ今日はこのへんで休むかな。