euvicc’s sphere pt.3 (migrated)

はてなダイアリー時代に書いてた古い古い日記です💦 更新はしません。

宇宙の戦士

前回「スターシップ・トゥルーパーズ」について書いたが、せっかくなので原作を。

宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))

宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))

くっそー、また表紙画像NEEEE!! 今度写真撮ってうpしちゃろうか? でもオレが持ってるのはすでに映画上映後のヤシなんで、わざわざ貼るほどの価値はなさそうだな。
高校生ジョアジュリアン・リコは卒業と同時に親の猛反対を押し切って軍隊に志願入隊した。最も勇猛な機動歩兵部隊に(成績のせいでしかたなく)配属され、毎日のように戦死者が出るほどの過酷な訓練に放り込まれる。しかしこれを果敢に突破し、やがて一人前の兵士へと成長していく・・・
あらすじをすごく乱暴に説明するとこんな感じ。ヒューゴー賞をとっているそうだが、その賞がどれほどの価値を持つのか、残念ながらオレにはわからん。内容の各所に軍国主義的な記述=作者の思想?が書かれているため、ファッショとして酷評する人もいれば、単純にエンターテイメントと割り切る人、現代社会への警句ととる人、いろいろいるらしい。
そういったことを離れて、映画との違いを書いてみよう。

  • 主人公の名前が英語読みになって「ジョニー」
  • 映画ではつき合ってたカルメンだが、原作では友人か憧れの的レベルだった*1
  • 映画では機動歩兵でも男女一緒*2だが、原作では男のみ
  • 逆に海軍は原作だとほぼ全員女である
  • 映画では単なる歩兵になっている*3
  • 原作だと海軍では頭を剃っちまうが、映画のカルメンには髪があった*4
  • 映画では退役軍人の先生が機動歩兵「ラスチャック愚連隊」の指揮官になっている
  • 映画で主人公といい仲になるフローレンス(女)は原作だと冒頭で戦死。ていうか男だし

ちなみに、原作だとリコはさらに志願兵から職業軍人となり、士官への道を歩んでいくわけだが、そのへんになると「歴史哲学」の授業でハインラインの自説が全面展開される。これがけっこうくどいw でも、言ってることに多少の真理は含まれているんではなかろうか。少なくとも、オレはこれだけでも賛同する。子供には体罰が必要だ。他にもいろいろあるけど、読んで数日たったから忘れた(ぉぃ 思い出したら書くことにしよう。

*1:映画ではふられてしまうが、原作では後に船内で再会し、一緒に食事をする

*2:シャワールームが男女混浴なのがイカしてた。ムホッ

*3:そしてそのせい?でゴミのようにクモどもに殺される

*4:さすがにそりゃ無理だよな